2009年から2015年11月号まで月間アフターヌーンに連載されていた作品です。完結先品なので、一気読みにおすすめです。
エイリアンによって太陽系が破壊された1000年後の世界が舞台です。
人類が新たに住める星を見つけるための宇宙船がシドニアです。
人形兵器衛人のパイロット谷風長道は不死身の能力をもっていて衛人の操縦、とっさの判断力に優れています。
訓練生ながら専用の機体を与えられパイロットとして成長しています。
作品の魅力はロボット物でありラブコメ要素あり。
絶望的な世界でも希望をもって生きていく人をえがいています。
ストーリーは綿密に作り込まれていて読み終わったあとにも話に思いを馳せました。
好き嫌いが分かれる絵かもしれませんが、綿密に書き込まれたシドニア内は圧巻です。
扉ページのシドニア百景は作者の画力の高さを見ることができます。
アニメ作品にもなっていて2クール24話の大作です。壮大で漆黒の宇宙はテレビでの表現で楽しめます。
また次回作の人形の国でもシドニアの世界観を引き継いでおり、今作品との繋がりが出てこないかと期待しながら読んでいます。
漆黒の宇宙が舞台の物語を秋の夜長に浸って見てはいかがでしょうか。