マンガ紹介

共感できない主人公に惹かれてしまう──人間が獣化する世界を描いたダークファンタジー!『亜獣譚』

【あらすじ】性交渉によって感染し、発症すると人の脅威となる「害獣」へと体が変化してしまう奇病「害獣病」が蔓延する世界が舞台。


害獣駆除兵のアキミア・ツキヒコは、害獣が潜む森の中で害獣を味方につけた人間に襲われ、意識を失います。目が覚めると、アキミアは衛生兵の美女で、ホシ・ソウに看病されていました。

滅ぼすべき害獣を愛し、守る弟を見逃してほしいと懇願するソウ。
「あなたがオレと結婚してくれるのなら、あなたの弟は見逃してやってもいい」
そう持ち掛け、アキミアはソウを手籠めにしてしまいます。
アキミアに抱かれながらそうは弟のことを話します。
弟は、死後でないと害獣に変化しない特殊な害獣病、ヴィエドゴニャで、感染を防ぐために国からの義務で去勢されていること。あの子は死ぬのが怖くて、死後の自分の姿を慈しみ、不安を取り除いているのだと。

翌朝、アキミアはソウを抱きしめ囁きました。
「あなたはこの先、ずっと、いつまでも、オレ以外普通の人と結婚はできっこないんだ」
「昨晩のであなたにも感染った──」
オレは、ヴィエドゴニャです。

悪でしかない主人公ですが、読むほどに惹かれていってしまいます。作りこまれたダークファンタジー、ぜひご一読を。

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