ちはやふる(末次由紀)

映画で実写化された「ちはやふる」
2016年に映画で実写化された「ちはやふる」です。
実写化では、女優の広瀬 すずさんがヒロイン役として出演されています。
綾瀬 千早は小学校時代に福井から転校生として来た綿谷新と一緒にかるたをやらないかと提案される。
また、千早の幼馴染である真島 太一も合流して3人で団体チームとして「ちはやふる」を結成します。
そんな仲間がかるたで敗北が決まり3人は再会する約束をします。
千早たちは、高校生になり、別れた新との約束を果たすために瑞沢高校かるた部を結成し、大江 奏や西田優征を勧誘しました。
また、全国大会開催される近江神宮のクイーン戦で戦う若宮 詩暢と出会い、翌日の個人戦で詩暢と戦いの記憶を残しました。
高校三年生になった千早は、小学生からの幼馴染である太一から告白されると同時にかるた部を休部をすると宣言しました。
そして、クイーン戦東日本予選で桜沢翠の山城理音と対戦するが、理音のお手つきにより勝利します。
アイシールド21(原作:稲垣理一郎、作画:村田雄介)

アメフトを広めた人気漫画
2002年頃と少し古いのですが、アメフトを題材に漫画化し、アニメ化も果たした人気漫画です。
連載は週刊ジャンプで、当時人気であったジョジョの奇妙な冒険やONE PIECE などと同様に人気がありました。
アメフトと聞くと、いかつい男子達がムキムキと戦う汗臭い漫画のように思われる方もいらっしゃると思いますが、全くの正反対で、主人公はいじめられっ子のひ弱な少年、他のキャラクターの濃いこと濃いこと・・・。
キャラクターのバリエーションは、もう色々な方面から攻めてきていると言っても過言ではありません。
可愛いマスコットな感じのキャラ、かっこいい硬派や軟派や不良なイケメン、イケメンなのにボケてる奴、どう見てもネタキャラなやつ、めちゃくちゃ頭脳派なヤツなど色々な漫画に登場する王道キャラクターが目白押しです。
それであって、アメフト部分は策略的なものがあり、そのカラクリも面白く、各キャラクターのアメフトを通しての背景なども読みどころです。
男女年齢関係なく楽しめる作品だと思います。
黒子のバスケ(藤巻忠俊)

キセキの世代
帝光中学校バスケットボール部。
部員数は100を超え全中3連覇を誇る超強豪校。
その輝かしい歴史の中でも特に「最強」と呼ばれ、無敗を誇った10年に1人の天才が5人同時にいた世代は「キセキの世代」と呼ばれている。
が、「キセキの世代」には奇妙な噂があった。
誰も知らない、試合記録も無い、にもかかわらず、天才5人が一目置いていた選手がもう1人、「幻の6人目」がいたと。
ここからは感想 キセキの世代がカラフル過ぎる。
青いダンク野郎 緑のロングシューター 紫のちょいガキ巨人 黄色のモノマネプレイボーイ 赤の負けず嫌い 桃色の超分析マネージャー そして水色髪だが名前は黒のアシストマン このカラフルなメンバーがそれぞれ別の高校に行って対決(青と桃は同じ高校)って戦隊が解散してその後再会して対決って感じでめちゃくちゃ面白い。
それに桃は黒にぞっこんだし、それぞれ得意な部分が有って 青は一人でダンク決めちゃう 緑は一コート分の超ロングシュート 紫は背がでかすぎて試合始める時に上に上がり切る前に触れちゃって注意される位。
そしてちょっと子供っぽい 黄色はめちゃくちゃ明るく今で言う陽キャ的な感じで、女好き、そして他の色の技も見よう見まねで完璧にコピーできるチートっぷり(他の色いる?) 赤は相手選手を転ばせる(ひっかけてでなく、翻弄させてバランスを崩させる)事ができるそして赤は二重人格で負けそうになると人格が入れ替わる。
片方の人格(プライドが高すぎる方)の時はオッドアイ(片方が紅色、もう片方が朱色)ってなるのがめっちゃ厨二心がくすぐられる 桃色はめちゃくちゃ分析能力が優れていて、選手がどんな状況になっているか一目見ただけで判断できる(最近のなろう系の主人公かよ) そして水黒は、もともと影が薄くそれを利用した味方選手がパスを出したボールを軌道を変える感じで確実にパスを受け取らせることが出来る(まるで魔法の弾丸) それに水黒の顔に似た犬も登場 そしてそれ以外にも、青のようなダンクが得意な茜色、水黒が入る前に居て、黄色にすべて奪われた灰色、など他にもカラフAmazonで見る
あひるの空(日向武史)

リアルな部活の情景
主人公の車谷空が高校に入学して大好きなバスケ部に入るつもりでしたが、空が入った九龍高校のバスケ部はとてもバスケ部とは言い難く、バスケもしない不良の溜まり場でした。
ですが空は入部して、そのバスケ部のメンバー達を巻き込んでバスケ部を一から作っていくストーリーです。
ここまで聞くと少し王道なストーリーではありますが、不良の溜まり場であるバスケ部をバスケ部らしくしていく過程や、その不良達が何故バスケをしないのか。
空が何故ここまでしてバスケをしたいのか。
1人1人の部員のストーリーもきちんと描かれているのでどんどん九龍高のバスケ部メンバーを好きになっていきます。
そして他校とのバスケの試合だけではなく練習風景もしっかり描かれてるからメンバー一人一人が強くなっていく描写が描かれていてとても面白いです。
練習風景なんて地味な内容なのですが、そんな内容でも楽しめちゃうくらいリアリティあって面白いです!読者も一緒になって強くなっていくような感覚にさせてくれます。
こんなに練習風景も描かれるリアルなスポーツ漫画は珍しいと思います。
是非おすすめです。
帯をギュッとね!(河合克敏)

リアル柔道青春マンガ!
こちらの作品は週刊少年サンデーで連載されていた柔道漫画になります。
後にモンキーターンなどでも知られる河合克敏先生による作品です。
主人公粉川巧はひょんなことから知り合った柔道仲間と偶然にも同じ高校となり、柔道部も無かったのでわいわいやいやいと柔道部を作り上を目指していきます。
この作品はよくわからない柔道というスポーツに終始するだけではなく、キャラクターの魅力、ギャグ要素、リアル感、高校生活と言った多くの要素を含むのでスポーツものは嫌いでよくわからない、見たくないという人にも受け入れられやすいところが特徴になっています。
また、その人気ぶりは第17回全国高等学校柔道選手権大会のポスターに描かれるなどとどまることを知らないほどのものでした。
最終的にはエピローグのところで大学生として粉川巧と高校時代からのライバル藤田恵と対戦するところで終わるまで、かなり読み応えのある作品です。
人気作品ということもありますが、よくある、作者に編集者が介入するようなことが無いような、最後まで描きたいことを描かせてくれたんだろうなという風に思える作品です。
キャプテン翼 ROAD TO 2002(高橋陽一)

日韓ワールドカップ2002に向けた作品
誰もが知る世界的な作品として名高いキャプテン翼の中でも、日韓共催となった2002年のワールドカップのタイミングで描かれた作品こそが今回紹介いたしますキャプテン翼ROAD TO 2002です。
こちらの作品ではブラジルでプロサッカー選手として大活躍をした今作の主人公、大空翼が新たなる進化を求めサッカーの本場、ヨーロッパへ移籍をします。
その移籍先とは、世界最高峰のクラブと目されるスペインのリーガ・エスパニョーラはFCバルセロナです。
しかし大空翼のこの選択こそが彼が今まで味わったことのない挫折と、とんでもない成長に繋がります。
また、翼のチーメイトだったキャラクター達のその後の活躍も描かれています。
日向小次郎はセリエAの王者ユベントスへ移籍します。
しかしここでも日本人は挫折をしてしまいます。
日本のJリーグで活躍する日本人プレーヤーなど、2002年日韓ワールドカップへ向けて大変楽しみな展開となります。
タイトルにあるROAD TO 2002と言う事で代表戦がメインかと思いきや、FCバルセロナでの翼の奮闘、活躍ぶりがメインとなる作品です。
SLAM DUNK(井上雄彦)

バスケ漫画の金字塔
こちらの作品は集英社の週刊少年ジャンプに掲載されていた漫画です。
世界的にも大変な人気を博した作品になります。
主人公の桜木花道は赤毛がトレードマークの不良です。
赤木晴子との出会いからバスケットボールを始めることになるのですが、初心者なので上手く行きません。
うまくは行かないものの晴子の兄である赤木剛憲、チームメイト流川楓、宮城リョータ、三井寿、湘北高校バスケットボール部の面々との出会い、触れ合いにより人間的にも、スポーツマンとしても成長していく様子が見られます。
また、当初こそはフンフンディフェンスと言った漫画だな!と思える技、描写がありましたが、以降は現実に沿った、現実にはありえないようだが実際のバスケットボールの最高峰NBAで見られるようなプレーに終始していき、そのリアル志向につばをのむばかりでした。
そして一試合一試合丁寧に描き込むその様は、まさにバスケットボールの参考書、教科書とも言える作品でした。
連載開始から終了まで6年かけて、漫画の中の時間は3ヶ月しかたつていないという、超濃密な内容となっています。
黒子のバスケ(藤巻忠俊)

バスケに青春を捧げる高校生たちのキセキみたいなお話。
アニメ化もされ、舞台化もされた少年漫画「黒子のバスケ」。
主人公黒子テツヤは影が薄すぎることを活かして、自分と対して光となる火神大我たちと一緒に高校バスケで全国一位を目指すお話です。
主人公の中学時代のチームメイトが「キセキの世代」と呼ばれるとてつもなくバスケが上手い五人で、その彼らと戦うことによって、バスケはみんなでやるものだし、楽しいんだよ!ということに改めて気付かされていきます。
出てくる「キセキの世代」の彼らは技も、実際にはありえない技をたくさん使いますが、そこも少年漫画ならではの魅力。
イケメンキャラが多いこともあり、女性にも人気の作品です。
それぞれの学校にそれぞれのドラマがあり、負けて流す涙に思わず胸にこみ上げてくるものもあります。
実際にプロの選手が使う技もでてきたりしますし、バスケって面白いんだ、やってみたいな!そう思わせてくれます。
主人公が光ではなく影が薄い側、というのも新しいヒーローで興味が持てると思います。
バスケに夢中なこんな青春、カッコいい。
ダイヤのA(寺嶋裕二)

高校野球の金字塔
週刊少年マガジンで連載中の野球漫画の紹介です。
主人公の沢村栄純の野球を通じてさまざまライバルと激闘を繰り広げる。
よくある名門校に入学し、ただ、野球が上手くなり、上り詰めるだけのストーリーそしてライバル達と競い合う。
それだけの単純なストーリーではなく、 感情の葛藤や、その過程にいたるまでの道のり(負けから色々な事を学び、仲間に叱咤激励されて再び立ち上がる。
先輩も怖い人多いけど、後輩おもいでそっと手助ける。
本人の意思で困難に立ち向かうところなど共感できる場面が多数ある)など丁寧に描かれているのが良いです。
各キャラクターの個性もあり、成長していく姿が最大の面白さと魅力となっています。
個人的な感想も多く含まれていますが、先輩後輩をリアルに描けてるのではないかと。
昔、部活に時間を費やしていた頃を思い出します。
アニメも観ていましたが、第一期から第三期まで放送されてました。
こちらも漫画に劣らず、丁寧に描かれているので 興味ある方は、一度アニメを観る事をオススメします。
MAJOR(満田拓也)

王道の野球漫画
野球好きなら一度は読んでほしい名作です。
主人公の吾郎はプロ野球選手を父に持つ野球大好きな少年が野球を通して成長していく物語です。
野球マンガでは珍しく子どもの頃から小学生、中学生、高校、大人まで成長の過程がしっかりと描かれています。
試合の内容も薄くなくしっかりとした濃い内容が多いです。
主人公だけではなく、それを支える周りのキャラクターも個性豊かで見ていて本当に面白いです。
主人公は様々なアクシデントに巻き込まれていきますがそれを自身の力で毎回乗り越えていくのですが、その姿に読者自身も頑張ろうという気持ちが湧き上がってくるのではないでしょうか。
マンガの中に出てくるたくさんの名セリフがあり、一つ一つが自分の心に問いかけてきます。
また、このマンガを読んで実際の野球のプレーにも生かせるものがあるほど野球の勉強にもなります。
すでに完結しており全部で78巻と少々長いかもしれませんが本当に一度は読んでほしい作品です。
スラムダンク(井上雄彦)

これぞ青春 バスケットボール漫画
「スラムダンク」といえば、誰もが一度は聞いたことがあるんではないでしょうか。
井上雄彦さんがバスケットボールをテーマに高校生たちの青春を描くジャンプ作品です。
漫画好きな中では、スラムダンクがバイブルだ!という人も少なくないはず。
ただ、昔の漫画だし今更…と、読んでない人もいるのでは? 今年の12月3日には、映画の公開が決定しました!初見の人に是非良さを知ってほしいんです。
主人公は高校一年生の桜木花道。
喧嘩が強く売られた喧嘩は全てかう、スポーツなんて全くやっていない花道。
女の子に惚れっぽくて、告白しては振られる日々…。
そんな花道が高校に入って1番に恋をした赤木晴子に、「バスケットはお好きですか?」と聞かれついつい好きですと答えてしまうところから、花道はバスケットボールに出会う。
初めこそズルをしたり練習をサボったりしますが、キャプテン赤木や、恋敵の流川に出会い競い、バスケットボールを知るうちにどんどんその面白さにハマっていく…。
バスケットボールに詳しくない人でも、花道と一緒にバスケットボールがわかるようになる。
バスケットボールが好きになる漫画です! ぜひ読んでみてくだAmazonで見る
風光る(七三太朗・川三番地)

夢みたいな野球物語
1990年頃から月刊少年マガジンに連載されていた高校野球漫画です。
主人公・野中ゆたかは、万年1回戦敗退の弱小校・多摩川高校野球部に在籍する補欠選手です。
そんなゆたかの特技は野球選手のモノマネ。
そのモノマネのレパートリーは多岐にわたっており投手では野茂英雄投手、桑田真澄投手。
打者では落合博満選手や清原和博選手。
当時の現役選手に留まらず往年の名投手山田久志投手まで真似てしまいます。
ゆたかは右投げなのですが驚くことに左の今中慎二投手のモノマネまでこなしてしまうのです。
そんな多摩川高校に、多摩川OBで甲子園に出場経験があり、東京六大学野球で三冠王を取った経験を持つ君島監督が赴任して来ました。
君島監督はゆたかの才能に目をつけ、エースで4番という重役を任せます。
そして、練習試合で強豪・千束高校に対して接戦に持ち込み、自信を付けます。
短い時間で集中的にやってきた練習が実を結んだのです。
ゆたかとその仲間達はさらにハードな練習を重ね力をつけて様々な経験をして成長しながら夏の南東京大会、そして全国で旋風を巻き起こすことになるのです。
DEAR BOYS(八神ひろき)

いつまで続くのかな?
数あるバスケットボール漫画の中でも、DEAR BOYS ほどの長期連載はないでしょう。
主人公の最初の設定は、高校2年生でした。
そこから卒業まで25年かかってます。
長い。
さらに現在も主人公の後輩たちを、その相手チームを主人公にして描いていますから、人気がある証拠ですね。
ある日突然転校してきた天才プレーヤーが暴力事件でお先真っ暗なチームメイトとともに全国制覇を目指す。
簡単に書くとたったの1行ですが、プレーヤーの個性、戦術などなど、バスケ漫画として読みごたえがあります。
長期連載の宿命なのか、バスケの試合が前後半から4クォーター制に変わったり、ユニフォームの形が変わったりと、 時代時代に合わせて進化?し続けているなと感じながら読んでいます。
今最初の頃のメンバーのユニフォーム姿は、 ボトムの丈が短くホットパンツのようで。
個人的には、女バスの活躍をもっと描いてほしいなと思っています。
いつか”ACT5”で実現しないかな。
ファンタジスタ(草場道輝)

サッカー選手に憧れる子には読んでほしい。
草場道輝さんが描いた王道サッカー漫画のファンタジスタがスポーツマンがの中でおすすめです。
今ではサッカー漫画にも具体的な戦術の説明や解説を取り入れるサッカー漫画も多くありますが、この漫画が連載された頃はまだそういう漫画が少なくとても新鮮に感じて見てました。
ストーリーのあらすじは、離島で姉の教えを守りながら日々1人でサッカーの練習をしていた主人公の少年坂本轍平が高校進学を機に離党を離れ、姉が監督を務める高校のサッカー部に入部するところから始まりなす。
ずっと一人で個人スキルを磨いていた轍平が、高校のサッカー部でチームプレイというものを学んで成長し、日本のユース代表、イタリアのクラブチームのユースへとステップアップしていき最後には日本代表や目がクラブで活躍するというストーリーです。
当時学生だった自分にも影響を与えてくれた漫画ですし、自分が指導者の立場になった時にも役に立ちました。
今の時代の戦術よりは少し古くなっている感じはしますが、サッカーをやっている子には是非よんでもらいたいです。
あしたのジョー(ちばてつや)

スポーツ漫画の金字塔「あしたのジョー」
往年の漫画ファンにとってスポーツ漫画といえば「巨人の星」と双璧をなす伝説の漫画「あしたのジョー」であろう。
ハングリー精神の塊である一介の不良少年・矢吹丈がボクシングという天性のスポーツに出会ったことでステップアップしていく過程が描かれている超有名な作品である。
ただ、この漫画は必ずしもジョーを勝利のヒーローとして描いていない。
決して常に勝者ではないのだ。
むしろ敗者になる場合が多いという、スポ根ものの常道から外れた作品なのだ。
実際、主人公のジョーを食ってしまうほどの人気を有する力石徹やジョーを復活させたカーロス・リベラ、世界チャンピオンのホセ・メンドーサといった男たちとの節目の勝負ではジョーは勝っていないのだ。
結果として力石やホセには試合で敗れ、カーロスとは引き分けている。
普通はどんなに苦戦しても最後の最後には主人公が勝ってスーと胸をなで下ろすというのを期待するが、「あしたのジョー」にはそれがない。
逆に力石は試合直後に死んでしまうし、カーロスは試合後に廃人になってしまう。
あまりにも哀しい展開だ。
そして肝心のジョーもホセとの試合を最後に白く燃え尽き、死を予感されるといった、常に心が暗くなる結末である。
「ここまでジョーに栄光はないのか!」と思わせる展開の漫画で、読者にとっては衝撃的な内容であるが、それが逆にリアルなため、この作品には目が離せない魅力がある。
テニスの王子様(許斐剛)

今迄に見た事も無い熱いテニス漫画
越前リョーマはクールで生意気な天才テニス少年。
アメリカで育った彼はテニスの名門青春学園中等部に入学する。
テニス部では全国優勝を目指す個性豊かな先輩達がひしめき合っていた。
彼らはそれぞれ得意とするプレイスタイルを持ちリョーマを翻弄する。
激しい攻防の末見事1年生ながらレギュラーを勝ち取る事が出来たリョーマ。
しかしそれは新たな試練の始まりだった。
全国には虎視眈々と優勝を狙う猛者が数多くいる。
他校のテニス部にもそれぞれドラマが有り優勝への熱い思いがあった。
名門校の意地とプライドや自然豊かな環境で育まれた純粋な闘争心、何度上から押さえつけられようと不屈の闘志で上を目指すとひたむきさと言った学校ごとの魅力がある。
プレイスタイルも個性的で今迄見た事も無い様なあっと驚く試合展開に目が離せない。
絵柄は緻密でそれでいて見やすく試合展開が分かりやすい。
テンポも良いので途中でダレる事も無い。
他のスポコン漫画とは一線を画す、それがテニスの王子様なのだ。
新テニスの王子様(許斐剛)

猛者の中の猛者がひしめき合うテニプリ新シリーズ
テニスの王子様が帰って来た。
前回の連載から時を経て王子様達が再び読者の前に姿を現す。
今度のテニスは高校生が相手。
世界に通じるテニスプレイヤーを育てるU-17合宿に参戦した中学テニスプレイヤーの面々。
暑い夏を共に戦った者達であったが今回は1つのチームとして合宿に挑む。
U-17合宿に集う高校生は正しくテニスの修羅とも言える猛者の中の猛者。
中学生達はその圧倒的な力の前になす術も無く多くのプレイヤーが惨敗した。
しかしそこで終わる彼らでは無い。
新たな闘争心を燃やした中学生達はどん底から這い上がる為地獄の特訓を受ける。
その鬼気迫る様子は筆舌に尽くしがたく、彼らがいかにテニスに対し熱い思いを持っているかありありと感じさせてくれる。
前作より一層逞しく頼もしくなる彼らから目が離せなくなる今作。
新たな技の開発や初めて明らかになるキャラクターの過去など数多くの新事実がこれでもかと盛り込まれている。
増々盛り上がりを見せるテニプリワールドに是非どっぷり浸かってみて欲しい。
ハイキュー!!(古舘春一)

バレーを通じた熱い青春の火花が飛び散る
主人公日向翔陽が目指すのは幼い頃バレーの試合で見た小さな巨人。
小さいながらもくり出されるダイナミックなプレイに圧倒され日向はバレーにのめり込んでいく。
しかし現実は非情なもので入学した中学校にはバレー部員は自分1人。
指導者も無い中かき集めのメンバーで挑んだ中学3年の夏季大会で日向は宿命の相手と出会う。
コート上の王様と呼ばれる天才セッター影山飛雄だ。
完膚なきまでに叩きのめされた日向は影山から3年間の努力を否定されてしまう。
闘争心に火が着いた日向はかつてバレー強豪校であった烏野高校に入学した。
何とそこには影山も居た。
互いに反発しつつもバレー部の仲間と共に2人は成長していく。
落ちた強豪飛べない烏と揶揄される烏野高校排球部だがそこに集う者達には皆熱い思いが宿っていた。
それぞれの葛藤や揺れ動く心理描写は巧みで試合の迫力ある描写と合わせて読み応え十分な作品だ。
個性豊かなライバル校キャラも数多く登場し彼らの活躍も見逃せない。
バレーを通した熱い青春をとくとご堪能あれ。
ハリガネサービス(荒達哉)

主人公の成長から目が離せないバレー漫画
主人公、下平鉋は中学時代に足を怪我し、それでもバレーを続けたくてサーブの練習のみをしたことにより、狙ったようにサーブが打てるようになりました。
その技量を活かし、ネットインサーブすらも思いのままに打つことで中学最後の試合に、ピンチサーバーとして出場し、サービスエースで22点連続得点という記録を残しました。
高校でもその異質さは目立つものでしたが、サーブ以外は優れたプレーができませんでした。
なぜなら足の怪我がトラウマとなって、跳べないことがあるからです。
そんな問題を抱えながらも時にはチームメイトの助けを、時には試合中の相手プレイヤーから技術を盗んでコート上でできることを増やして、チームへ貢献していきます。
主人公に限らず、守備範囲が広すぎるためにチームプレーの必要性を理解することがなかったリベロなど何かに特化しているが、できないことを補っていくところが見どころのバレー漫画です。
試合のテンポもよく、気が付くと1冊読んでしまっていることでしょう。
DAYS(安田剛士)

諦めないこと
DAYSと聞いて一見何のスポーツマンがかわからない人も多いだろう。
これは、東京都のある高校のサッカー部を描いたスポーツ漫画である。
ただのサッカー漫画ではない。
他と大きく違うところは主人公の柄本つくしは、全くの初心者であるということだ。
しかも柄本つくしが通う高校は東京でも屈指の強豪校である聖蹟高校。
もともとサッカー部に入る予定ではなかった柄本つくしだが、高校入学前にたまたま知り合った天才プレイヤーの風間陣に放課後にフットサルに誘われる。
初心者ということもあり、全く足元がおぼつかない中、柄本には並外れた根性という唯一の武器を手にその試合で点を取る。
柄本になにかを見出した風間はサッカー部への入団をすすめ、柄本は入部することに。
今までサッカーに打ち込んできたエリートが集うサッカー部の中で、唯一の初心者である柄本が死に物狂いで練習し、他のプレイヤー、監督、観客の心を突き動かす。
ら高校トップレベルの試合に出るため、活躍するために初心者か高校生がもがきにもがくストーリー。